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TG-WEBの性格系の検査は何を測っているか ── 8種類の測定対象を並べる

この記事の内容は 2026-09-07 時点のものです。

確認できていない範囲:どの検査が実施されるか、設問数、検査時間、企業側の判定基準は提供元の公開資料では確認できないものがあります。この記事で示す受検者側の構えは当サイトが整理したものであり、提供元が示した手順ではありません。他社の検査の記載は、測定内容が同一であることを示すために引用しているものではありません。

TG-WEBの対策というと、図形・暗号・命題といった知的能力の側ばかりが話題になる。だが提供元のラインナップを見ると、性格系の検査の方が種類が多い

2026年9月7日時点で、ヒューマネージ社のラインナップページに掲載されている検査を数えると、性格系が8種類、知的能力系が4種類である。

目次

  1. 8種類の性格系検査
  2. ビッグファイブと「脱線要因」
  3. ストレスは「耐性」ではなく「対処力」
  4. チームでの振る舞いも測定対象
  5. 過去の行動事実を聞く形式
  6. 受検者側の構え

8種類の性格系検査

同社サイトのラインナップページに掲載されている性格系の検査は次のとおりである(同社サイト「ラインナップ」・2026年9月7日確認)。

検査 掲げられている測定対象
A8(コンピテンシー適性検査) 知識やスキルを成果につなげる力
E9(エモーショナル・インテリジェンス適性検査) 組織定着力と協働力の土台となる感情的知性
G9(コーピング適性検査) 入社後のストレス対処力
Q1(ジョブ・クラフティング適性検査) エンゲージメントを高める力
B5(ベーシックパーソナリティ適性検査) 組織や部署にマッチする性格
W8(チーム・コミュニケーション適性検査) チームで成果を発揮するためのコミュニケーション力
U1(グローバルリーダーシップ適性検査) 安定して発揮できるリーダーシップ
P8(ハピネス適性検査) 幸せを感じながら働く力

一方、知的能力系は i9・C3・J3・P3 の4種類で、たとえば i9 は「言語・数理に関する論理的思考力を30分の検査で測定します。」と記載されている(同日確認)。

8対4。 性格系を「おまけ」と考える根拠は、少なくとも掲載の数からは出てこない。なお、どの検査が実施されるかは企業によって異なり、受検案内から読み取れる範囲は限られる ── 形式そのものの見分け方は受ける形式をどう判別するかにまとめている。

ビッグファイブと「脱線要因」

B5のページには、理論的な背景が書かれている ──「B5は、心理学の領域で最もスタンダードなパーソナリティ理論である“ビッグファイブ”理論を基に開発されています。」(同社サイト「ベーシックパーソナリティ適性検査 B5」・同日確認)。同ページは、外向性・協調性・誠実性・開放性・情緒安定性の5因子を挙げている。

さらに、この検査には別の測定対象がある ──「B5では、パーソナリティに加え『ディレールメント(脱線要因)』と呼ばれる、問題行動リスクもあわせて測定します。」(同日確認)。同ページには「パーソナリティの中に、極端に不安定な部分や大きく欠落している部分がないかを確認することで、組織にネガティブな影響を与える可能性をあらかじめ確認できます。」という説明も添えられている。

極端な回答が、極端さとして拾われる設計だと明記されている。 「強く見せよう」として全問を振り切って答えると、狙いと逆方向に出る可能性がある。

ストレスは「耐性」ではなく「対処力」

G9のページには、測定対象の定義が置かれている ──「コーピングとは、『ストレスへの対処力』を意味します。」(同社サイト「コーピング適性検査 G9」・同日確認)。

同ページは、従来の考え方との違いも説明している。ストレス反応を測る検査では、ストレスのかかる状況に遭遇したことがない人が「耐性がある」と評価されてしまう懸念があった、という趣旨である。そのうえで G9 は「問題解決に向けて情報収集ができるか」「計画が立てられるか」「周りに援助を求めることができるか」といった観点から測定する、と記載されている。

我慢強さではなく、動き方を聞かれている。 「一人で耐える」方向に寄せた回答が有利になる、という前提は成り立たない。

チームでの振る舞いも測定対象

W8のページには、測定の軸が示されている ──「自分の価値を認めようとする行動傾向=『自尊』と、他者を理解し、援助しようとする行動傾向=『他尊』のバランスが重要です。」(同社サイト「チーム・コミュニケーション適性検査 W8」・同日確認)。同ページには、どちらかが低い場合や両方が低い場合について、チームで成果を上げることが難しくなるという説明がある。

E9のページも同様に、「自尊」「共感」「ソーシャルスキル」という3つの軸を挙げている(同社サイト「エモーショナル・インテリジェンス適性検査 E9」・同日確認)。

測っている軸が検査ごとに違う。 どれが実施されるかは受けてみるまで分からないので、軸に合わせて回答を作り分けることはできない

過去の行動事実を聞く形式

A8は、他とやや形式が異なる。同ページには「『Another8』では、受検者が、自らの過去の行動事実を思い出しながら回答する手法を採用。」と記載されている(同社サイト「コンピテンシー適性検査 Another8」・同日確認)。性格やスキルから予測するのではなく、実際の場面・頻度・方法を確認する、という説明である。

この形式だけは、事前にできることがある。 学生時代の具体的な場面(いつ・どこで・何をしたか)を思い出しておけば、回答に迷う時間が減る。面接で話す内容の整理とそのまま重なる。

受検者側の構え

以上をまとめると、構えは3つになる。

  1. 極端に振り切らない。 脱線要因を測る検査があると明記されている
  2. 「耐える」より「動く」で答える。 ストレス側は対処の仕方を聞いている
  3. 行動事実を思い出せる状態にしておく。 過去の場面を聞く形式が実在する

知的能力側の準備が終わってから、この3つを5分で確認するだけでよい。知的能力側の手順はTG-WEBの従来型と新型の見分け方から順に辿れる。玉手箱側の性格検査の扱いは玉手箱 性格検査の位置づけにまとめている。


性格系の検査は、対策ができないから軽視してよい、という話ではない。何を測っているかを知っているかどうかで、回答中の迷いの量が変わる。8種類あるという事実だけでも、頭に入れておく価値がある。

設問パターンごとの手順は設問パターン→定石手順の索引から引ける。TG-WEBの設問ごとの手順はTG-WEBの設問パターンと手順にまとめている。

同じ型の設問をまとめて確認できるようにしたものが就活定石ノート Webテスト編(税込3,980円・買い切り)である。玉手箱・SPI・TG-WEBの3形式に絞り、答えだけでなく「なぜそう解くか」の手順を添えている。

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Webテストの出題形式を整理し、解法の手順として書き下している。運営は個人である。編集方針は、五つの条文にまとめてある。

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