就活定石
WEBテスト対策

SPIの英語能力検査は1問40秒で回る ── 公表された問題数から速度目標を作る

この記事の内容は 2026-09-07 時点のものです。

確認できていない範囲:英語能力検査の設問ごとの制限時間、領域ごとの出題比率、通過基準は提供元の公開資料では確認できません。この記事で示す配分は、公表されている合計時間と問題数から当サイトが割り算したものであり、提供元が示した目標値ではありません。他社の検査の記載は、出題内容が同一であることを示すために引用しているものではありません。

Webテストの英語で速度目標が作れないのは、設問数が公表されていないからである。時間だけ分かっても、割る数が無ければ1問あたりの秒数は出ない。

ところが、SPIの英語能力検査はここが例外である。時間と問題数の両方が、提供元のページに書かれている。 2026年9月7日時点で確認できる記載から、速度目標をそのまま作れる。

目次

  1. 公表されている時間と問題数
  2. 料金表の20分差が裏づけになる
  3. 3つの測定領域への配分
  4. 難易度が上下する前提で組む
  5. 受けるかどうかが分かる時点
  6. 準備はどこまでやるか

公表されている時間と問題数

リクルートマネジメントソリューションズ社の就職準備応援サイトには、英語能力検査について次の記載がある ──「これらの力を多角的に見るために、以下のような測定領域の問題が20分間で30問程度、選択肢式で出題されます。」(同社サイト「SPIの英語能力検査とは?」・2026年9月7日確認)。

20分で30問。割れば1問あたり40秒である。

同ページには測定範囲についても記載がある ──「必要とされる知識(単語・文法)は、高校卒業レベルを想定して開発されています。」(同日確認)。測定しているのは4技能のうちベースと読解力であり、同社の質問ページには「リスニングやスピーキングはありません」という記載もある(同社サイト「よくあるご質問について」・同日確認)。

つまり、準備の範囲は「読む」に閉じている。聞く・話すの練習は、この検査の得点には向かわない。

料金表の20分差が裏づけになる

もうひとつ、独立した資料から同じ数字を確かめられる。

同社のSPI3の料金ページには、大卒採用向けのテスト名ごとの検査時間が載っている。性格検査と基礎能力検査の組み合わせである SPI3-U はテストセンターで65分、そこに英語能力検査が加わる SPI3-UE は85分と記載されている(同社サイト「SPI3の料金」・同日確認)。

差は20分。 上の「20分間で30問程度」と一致する。同じ表には、英語能力検査だけを実施する ENG がペーパーテスティングで30分と記載されている ── こちらは実施形式が違うので時間も別である。

数字が2つの資料で噛み合っているので、40秒という目標は、体感ではなく公表値から出た数字として扱える。

3つの測定領域への配分

同ページが挙げている測定領域は3つである ── 語彙力を問う問題、英文の穴埋め、長文読解。領域ごとの出題比率は公表されていないので、比率を推測せず、1問40秒を領域ごとに重みづけする方がよい。

  • 語彙:20秒。知っているか知らないかで決まる。15秒考えて浮かばなければ、選択肢の中で最も遠いものを2つ外して次へ進む
  • 穴埋め:30秒。空欄の前後3語だけ見る。文全体を訳さない
  • 長文読解:1本あたり90秒前後を確保する。設問を先に読み、探す対象を決めてから本文に入る

語彙と穴埋めを目標より速く抜けた分が、そのまま長文の持ち時間になる。前半で貯めて後半で使う、という配分になる。英語以外の科目を含めた全体の順番は玉手箱・SPI・TG-WEB 併願時の対策配分に置いている。

難易度が上下する前提で組む

同ページには、出題の仕組みについても記載がある ──「テストセンターでは、受検者の回答に応じて次に出題される問題が決まる、という方法が取られていますが、英語能力検査でも同様です。」(同日確認)。

ここから言えることは1つで、手応えの重さを判断材料にしないということである。難しい問題が続いても、易しい問題が続いても、その場でできることは変わらない。40秒の目安を守り、迷った問題を引きずらない。この点はSPIのテストセンターは難易度が変動するのかで扱った論点と同じ構造である。

受けるかどうかが分かる時点

英語能力検査は全員が受けるものではない。同ページには「英語能力検査が実施されるかどうかは、企業によって異なります。」とあり、実施される場合の組み合わせは「性格検査+能力検査+英語能力検査」または「性格検査+能力検査+構造的把握力検査+英語能力検査」の2通りと記載されている(同日確認)。

そして、どれを受けるかはテストセンターの日程・会場を予約する際に分かるとも書かれている。同社の別ページにも「企業によっては、能力検査に英語や構造的把握力の問題が出題される場合もあります。」という記載がある(同社サイト「適性検査『SPI』とは?」・同日確認)。

予約画面で「あり」と出るまで、この帯に大きく時間を割く根拠は無い。 逆に「あり」と出たら、その日から準備の対象になる。

準備はどこまでやるか

40秒という目標が出ている以上、やることは絞れる。

  1. 語彙を20秒で切る練習を、手持ちの単語帳で50語だけ回す(覚える作業ではなく、切る練習である)
  2. 穴埋めを前後3語で判断する練習を10問
  3. 長文は設問先読みの型を1回だけ通す

これ以上を積んでも、測定されているのが高校卒業レベルの知識をベースにした読解力である以上、短期間で動く幅は大きくない。英語の読み方そのものの型は玉手箱の英語はどこから読むかに語数別で整理している。


英語能力検査は、Webテストの中で唯一「1問何秒」を公表値から作れる帯である。20分・30問・40秒 ── この3つの数字を頭に置いて予約画面を開けば、当日に迷う場面はかなり減る。

設問パターンごとの手順は設問パターン→定石手順の索引から引ける。SPIの設問ごとの手順はSPIの設問パターンと手順にまとめている。

同じ型の設問をまとめて確認できるようにしたものが就活定石ノート Webテスト編(税込3,980円・買い切り)である。玉手箱・SPI・TG-WEBの3形式に絞り、答えだけでなく「なぜそう解くか」の手順を添えている。

署名

就活定石

Webテストの出題形式を整理し、解法の手順として書き下している。運営は個人である。編集方針は、五つの条文にまとめてある。

編集方針を読む →

あわせて読みたい